2026年のWBCをめぐって、「地上波で見られなかったのはなぜ?」「TBSに苦情が来たって本当?」という声が広がっています。きっかけになったのは、3月25日に行われたTBSの定例社長会見での発言です。ここでは、会見で何が語られたのか、そもそも放送権はどうなっていたのか、どこまでが事実として確認できるのかを整理します。
まず何があったのか
今回話題になったのは、2026年3月25日に行われたTBSの定例社長会見です。会見では、2026年WBCが地上波で放送されなかったことについて、視聴者から苦情や怒りに近い言葉が寄せられたと説明されました。
発言の中心になったのは、「なぜ地上波で放送しないのか」という視聴者の声が多く届いたという点です。一方で、会見ではNetflixの中継そのものを否定するような話ではなく、無料で多くの人に届けるという地上波への期待が大きかったことも語られています。
会見で出たポイント
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会見日 | 2026年3月25日 |
| 発言者 | TBS 龍宝正峰社長 |
| 話題 | 2026年WBCの地上波放送がなかったこと |
| 視聴者反応 | 苦情や怒りに近い言葉があったと説明 |
| TBSの受け止め | 地上波で届けられず残念だったと発言 |
そもそも放送権はどうなっていた?
ここでいちばん大事なのは、2026年WBCの日本国内配信がNetflixの独占だったことです。つまり、最初から日本国内ではNetflixで全試合を視聴する形が基本になっていました。
そのため、「TBSが放送権を持っていたのに地上波で流さなかった」という整理ではありません。TBSは本大会の放映権を持っておらず、自由に地上波中継できる立場ではなかったと見るのが正確です。
一方で、TBSは侍ジャパンの強化試合中継を担当していたため、その流れから「本大会もテレビで見られるのでは」と感じていた人が多かった可能性はあります。今回TBSに声が集まった背景には、そうした過去のイメージも重なっていたと考えられます。
放送権まわりを整理すると
- 2026年WBCの日本国内配信はNetflixが独占
- 日本国内では全47試合がNetflixで配信された
- TBSは本大会の放映権を持っていなかった
- TBSは侍ジャパン強化試合の中継は担当していた
なぜTBSに視聴者の声が集まったのか
今回の件でTBSに視聴者の声が集まった理由のひとつは、過去にWBCを放送してきたテレビ局という印象が強かったことです。視聴者の中には、「今回もテレビで見られるはず」と感じていた人も少なくなかったとみられます。
また、WBCは野球ファンだけでなく幅広い層が注目する大会です。Netflix独占という視聴形態に変わったことで、配信サービスを契約していない人や、普段は地上波でスポーツ中継を見る人にとっては戸惑いが大きかったと考えられます。
会見で語られたのも、そうした視聴者感覚に近い内容でした。TBS側は、無料で多くの人に届けるという地上波の役割への期待が大きかったと受け止めていたことがうかがえます。
ただし、視聴者の不満があったことと、TBSに直接の責任があることは別の話です。今回確認できるのは、TBSが視聴者からの反応の大きさを認めたことまでで、責任の所在を一方的に示したわけではありません。
会見で語られた今後への考え
会見では、放送権料が非常に高額になっていることにも触れられました。TBS側は、もし報じられている水準が事実であれば、自社の手が届く金額ではなくなってきているという趣旨の認識も示しています。
さらに、次回大会以降については、日本の状況を権利者に理解してもらう工夫や、「多くの人に届く形」を考えていきたいという方向性も語られました。現時点で何か制度や方針が決まったわけではありませんが、今回のWBCをきっかけに、地上波と配信のあり方を改めて考える流れが出ていることはうかがえます。
また、TBSは以前の会見で、WBC本大会の放映権を獲得できなかったことによる営業面の影響については、大きな影響が出るとは認識していないとも説明していました。つまり、ビジネス面と、視聴者に届けられなかった残念さの話は分けて受け止めていることが見えてきます。
現時点で分かること、分からないこと
現時点で事実として確認できるのは、2026年WBCがNetflix日本独占配信だったこと、TBSが本大会の放映権を持っていなかったこと、そして3月25日の社長会見で視聴者から苦情や怒りに近い言葉があったと社長が語ったことです。
一方で、苦情の件数や、どのような内容がどれくらい寄せられたのかといった詳細までは公表されていません。また、次回大会で地上波放送がどうなるのか、TBSが今後どこまで関わるのかも現時点では未定です。
そのため、今の段階では「TBSが視聴者の反応の大きさを認めた会見があった」と整理するのがいちばん正確です。放送権の前提そのものがこれまでとは違っていた大会だったことも、あわせて押さえておきたいポイントです。
今の時点で整理できること
- 2026年WBCはNetflixの日本独占配信だった
- 地上波放送はなかった
- TBS社長は視聴者から苦情や怒りに近い言葉があったと説明した
- TBSが本大会の放映権を持っていたわけではない
- 次回大会以降の放送形態はまだ見えていない
まとめ
2026年WBCをめぐる「地上波放送なしでTBSに苦情も」という話題は、3月25日のTBS社長会見が発端でした。会見では、視聴者から苦情や怒りに近い言葉が寄せられたことや、地上波で届けられなかった残念さが語られています。ただし、2026年大会の日本国内配信はNetflixの独占で、TBSが本大会の放映権を持っていたわけではありません。今の時点では、TBSが視聴者の反応を受け止めた一方で、放送権の前提自体が大きく変わっていた大会だったと整理すると分かりやすいです。

