2028年のNHK大河ドラマが「ジョン万」に決まり、主演を山﨑賢人さんが務めることが2026年4月9日に発表されました。主人公は「ジョン万次郎」こと中濱万次郎。土佐の貧しい漁師の少年が漂流をきっかけにアメリカへ渡り、のちに日本と世界をつなぐ存在になっていく人生を描く作品です。2028年1月から放送予定で、脚本は「ちりとてちん」「カムカムエヴリバディ」「平清盛」などで知られる藤本有紀さんが担当します。
このニュースを見て最初に気になるのは、「いつから始まるのか」「どんな話になるのか」「キャストはどこまで決まっているのか」という点ではないでしょうか。この記事では、4月10日時点で確認できる最新情報を整理しながら、未発表の部分も含めて、いま押さえておきたいポイントをわかりやすくまとめます。作品の背景や「どこまで描かれそうか」を先に知りたい方は、大河ドラマ「ジョン万」はどこまで描かれる?時代背景・史実・今後の見どころを深掘りもあわせて読むと全体像がつかみやすくなります。
まずは最新発表を整理
今回発表されたのは、2028年大河ドラマ第67作のタイトルが「ジョン万」であること、主演が山﨑賢人さんであること、脚本を藤本有紀さんが担当することです。さらに、制作統括は家冨未央さん、プロデューサーは二見大輔さん、演出は保坂慶太さん、泉並敬眞さん、石川慶さんという制作陣もあわせて公表されています。放送開始は2028年1月予定、クランクインは2027年初夏予定とされています。
ここで大きいのは、山﨑賢人さんにとって大河ドラマが初出演であり、しかも初主演になる点です。近年は映画「キングダム」シリーズや「ゴールデンカムイ」シリーズ、「今際の国のアリス」シリーズなど、スケールの大きい作品で存在感を示してきましたが、1年を通して一人の人物の人生を背負う大河主演は、また別の意味を持ちます。発表段階から注目度が高いのは自然な流れと言えそうです。
脚本の藤本有紀さんが大河を手がけるのは、2012年の「平清盛」以来2作目になります。朝ドラでは「ちりとてちん」「カムカムエヴリバディ」、時代劇では「ちかえもん」など、人物の息づかいと会話の力で物語を引っ張る作風が高く評価されてきた書き手です。ジョン万次郎のように、冒険性と人間ドラマが同居する題材とどう噛み合うのかも、今回の大きな見どころです。
「ジョン万」とはどんな物語なのか
公式発表によれば、「ジョン万」は19世紀の日米と太平洋を舞台に、命がけのサバイバルと遥かな再会のロマンを描く物語です。土佐の貧しい少年だった万次郎が漂流の末にアメリカの捕鯨船に救助され、異国で学び、一流の船乗りとなっていく。そして、自分が得た“知と技”を日本へ持ち帰ろうと決意し、再び帰国への道を進むという流れが、現時点で示されている物語の骨格です。
タイトルの「ジョン万」は、英語名の「ジョン」と日本語名の「万」を合わせたものだと説明されています。単にインパクトのある略称ではなく、日本とアメリカという二つの世界をまたいで生きた人物像を、そのままタイトルに込めた形です。この時点で、作品の中心が単なる幕末偉人伝ではなく、「境界を越えた人生」の物語に置かれていることが伝わってきます。
ジョン万次郎こと中濱万次郎は、1827年に現在の高知県土佐清水市中浜で生まれ、14歳で漂流したのち鳥島に流れ着き、143日後にアメリカの捕鯨船ジョン・ハウランド号に救助されました。その後、ホイットフィールド船長のもとでアメリカへ渡り、英語や数学、測量、航海術などを学び、日本人として初めてアメリカ本土の土を踏んだ人物として紹介されています。
さらに帰国後は、幕末の日本でアメリカ事情に通じる存在として重用され、1860年には咸臨丸に乗って通訳としても活躍しました。勝海舟や福沢諭吉と接点を持ち、日本の開国期に重要な役割を果たしたとされます。単なる「漂流して帰ってきた人」では終わらない、非常に大きなスケールを持った人物だからこそ、大河の題材として一気に広がりが出てきます。
山﨑賢人主演で何が注目されているのか
山﨑賢人さんは会見で、ジョン万次郎について「知れば知るほど魅力的な人」と感じていることを語り、プレッシャーや怖さはありつつも、それ以上にこの人物を演じてみたいという高揚感のほうが強いと話しています。大河という長い撮影期間を通じて、一人の人生をじっくり作っていけることにも魅力を感じているようです。
また、NHK財団系のメディアでは、山﨑さんがジョン万次郎ゆかりの地であるアメリカ・フェアヘーブンを実際に訪れたことも紹介されています。事前に土地の空気を自分の足で確かめているという情報は、この役に対する本気度を感じさせる要素です。歴史上の人物を演じるとき、見た目の再現以上に、その人が歩いた場所をどう身体に入れるかが大きいだけに、この準備は期待を高めます。
制作統括の家冨未央さんは、山﨑さんを起用した理由として、大作映画や配信ドラマの中心に立ちながらも、周囲を邪魔せず作品全体の味を生かせる真ん中の俳優だと評価しています。見る側に解釈を押しつけず、やさしく委ねるような主演像が、万次郎本人のイメージにも重なったという説明でした。派手さだけではない、受け止める力まで見て選ばれているのが印象的です。
人物面をもっと掘り下げたい方は、山﨑賢人さんとジョン万次郎、藤本有紀さんの注目点をまとめた人物記事も参考になります。今回の発表は「主演が誰か」だけでなく、「その人がなぜこの題材に合うと判断されたのか」まで見ていくと、作品の輪郭がかなり見えてきます。
今わかっていることと、まだ不明なこと
いま確定情報として言えるのは、タイトル、放送時期、主人公、主演、脚本、主要スタッフ、そして公式が示した物語の大きな方向性までです。一方で、山﨑賢人さん以外の出演者は今回の会見段階では公表されていません。ジョン万次郎の母、漂流仲間、ホイットフィールド船長、帰国後に関わる幕末の人物たちなど、重要人物が多い題材だけに、今後の追加キャスト発表は非常に大きな話題になりそうです。
また、放送開始は「2028年1月~」までが発表済みで、初回の具体的な日付、音楽担当、語り、題字、主題に近いビジュアルの方向性などは未発表です。大河ドラマは作品の世界観を左右する要素が多いため、ここから1年以上かけて情報が少しずつ積み上がっていくことになります。今はまだ「作品名と核になる人物が見えた段階」と受け止めるのが自然です。
「どこまでの史実を一年で描くのか」も、現時点では断定できません。公式のあらすじには、漂流、アメリカでの生活、帰国への決意までがかなり明確に書かれていますが、幕末日本での活動や咸臨丸以降をどのくらいの比重で描くのかは、まだ読み切れない部分があります。このあたりは、今後の出演者発表やクランクイン情報が出てくると、だんだん見えやすくなるはずです。詳しくは大河ドラマ「ジョン万」はどこまで描かれる?時代背景・史実・今後の見どころを深掘りで整理しています。
2027年「逆賊の幕臣」と続けて見ると面白そうな理由
2027年の大河ドラマは、松坂桃李さん主演の「逆賊の幕臣」で、主人公は小栗忠順です。つまり2027年と2028年で、近い時代を続けて描く流れになります。この点はすでに制作側も言及しており、「ジョン万」は同じ幕末圏でも、冒険記でありサバイバルとロマンの人間ドラマとして、かなり違う味わいになると説明されています。
この説明はかなり重要です。幕末ものと聞くと、どうしても政治や倒幕、藩や幕府の駆け引きが前面に出るイメージがありますが、「ジョン万」はむしろ“海から見た日本”という視点を打ち出しています。陸の権力闘争ではなく、海の上で位置を知り、世界を知り、日本を見直した人物から幕末を捉えるという構図は、たしかに既存の大河とは違う入り口になりそうです。
まとめ
2028年大河ドラマ「ジョン万」は、2026年4月9日に正式発表され、2028年1月から放送予定。主演は山﨑賢人さん、脚本は藤本有紀さんで、主人公はジョン万次郎こと中濱万次郎です。公式情報から見えているのは、漂流、渡米、学び、帰国という大きな人生の流れと、そこにサバイバルとロマンを重ねる作品の方向性です。いまはまだ発表初日段階ですが、それでも題材の強さと制作陣の狙いはかなり明確に出ています。
まずは全体像をつかみたいなら、どこまで描かれそうかを整理した深掘り記事へ。人物から入りたいなら、山﨑賢人さん、ジョン万次郎、藤本有紀さんに焦点を当てた人物記事へ進むと、検索意図に合わせて知りたい情報を拾いやすくなります。放送はまだ先ですが、今の段階でも追う価値のある作品であることは十分伝わってきます。

