宇野昌磨さんと本田真凜さんが、アイスダンスのチームを結成し、競技の世界に戻ることを発表しました。
2人は2026年5月22日、トヨタイムズスポーツで行われた記者会見に登壇し、「アイスダンスチーム結成」について説明しています。トヨタ自動車の公式発表でも、会見は同日13時から行われ、登壇者として宇野昌磨さん、本田真凜さん、森田京之介キャスターの名前が記載されています。
シングルスケーターとして大きな実績を残してきた2人が、なぜ今アイスダンスに挑戦するのか。この記事では、現役復帰の理由、カップル結成の経緯、目標、今後の出場予定を整理します。
宇野昌磨と本田真凜がアイスダンスで競技復帰
宇野昌磨さんと本田真凜さんは、アイスダンスのチームを結成し、競技復帰することを発表しました。
トヨタイムズによると、2人はトヨタ所属の選手として活動し、すでにスケート連盟に選手登録済み。今秋に行われる日本選手権の予選会から、本格的に競技へ参戦する予定とされています。
今回のポイントは、2人がシングル競技に戻るのではなく、アイスダンスという新しい種目に挑戦することです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2026年5月22日 |
| 挑戦する種目 | アイスダンス |
| チーム | 宇野昌磨さん、本田真凜さん |
| 所属 | トヨタ所属の選手として活動予定 |
| 初戦予定 | 今秋の日本選手権予選会 |
| 目標 | 2030年冬季オリンピック出場 |
「カップル結成」という言葉が使われることもありますが、ここでのカップルはアイスダンスの競技上のチームという意味です。
2人の私生活や関係性に注目が集まりやすい話題ではありますが、今回の発表で中心になっているのは、あくまで競技者としての新しい挑戦です。
なぜ復帰?理由はアイスダンスへの本気の挑戦
2人が競技復帰を決めた理由として大きいのは、アイスダンスで本格的に勝負したいという思いです。
トヨタイムズでは、きっかけについて、宇野昌磨さんから本田真凜さんへ「アイスダンスでオリンピックに出ないか」と声をかけたことが紹介されています。2人は2024年10月から競技に向けて準備を始めていたとされ、単なる話題作りではなく、時間をかけて準備してきた挑戦であることが分かります。
本田真凜さんは、シングルをやり切ったという思いを持ちながらも、スケートでまだ叶えたいことがあると感じたことを語っています。宇野昌磨さんも、競技という場だからこそ、より多くの世界の人に見てもらえるという思いを明かしています。
宇野昌磨からの誘いがきっかけ
今回のアイスダンス挑戦は、宇野昌磨さんからの誘いが大きな始まりになっています。
宇野昌磨さんは、シングル時代から本田真凜さんの表現力を高く見ていたことを語っており、アイスダンスでその魅力を引き出したいという思いがあったようです。
アイスダンスは、ジャンプの高さや回転数だけで勝負する種目ではありません。音楽との一体感、ステップ、リフト、2人の距離感や動きのそろい方などが重要になります。
その意味で、本田真凜さんの表現力と、宇野昌磨さんのスケーティングや演技の強さがどう組み合わさるのかは、フィギュアファンにとっても大きな見どころになりそうです。
本田真凜も「勝ち」を目指す覚悟
本田真凜さんも、今回の挑戦について前向きな決意を示しています。
会見では、2024年10月から準備期間を設け、競技と向き合ってきたこと、試合に出るからには勝ちを目指したいという思いが紹介されています。
一度競技生活を区切った選手が、再び勝負の世界に戻るのは簡単なことではありません。しかも今回は、慣れ親しんだシングルではなく、アイスダンスという別種目への挑戦です。
それでも、2人が早い段階から準備を進めていたことを考えると、今回の競技復帰はかなり本気度の高いものといえそうです。
目標は2030年冬季オリンピック出場
宇野昌磨さんと本田真凜さんの大きな目標は、2030年冬季オリンピックへの出場です。
共同通信系のフィギュア専門サイトでは、2人が都内で記者会見し、ともに現役復帰してアイスダンス挑戦を表明し、2030年冬季オリンピック出場を目標として語ったことが報じられています。
また、日刊スポーツでも、2人が2030年フランス・アルプス地域で行われる冬季オリンピックへ向けた挑戦を発表したと伝えられています。
2030年を目指すということは、すぐに結果を求めるだけではなく、数年単位でアイスダンスの技術を積み上げていく挑戦になります。
なぜ2026年ではなく2030年なのか
今回の発表で注目されたのは、ミラノ・コルティナ2026ではなく、2030年冬季オリンピックを目標にしている点です。
アイスダンスは、シングルでトップ選手だったからといって、すぐに国際舞台で上位を狙えるほど単純な種目ではありません。
2人で滑るための基礎、リフト、ステップ、タイミング、音楽表現、競技ルールへの対応など、積み上げるべき要素が多くあります。
トヨタイムズでも、宇野昌磨さんは、シングルとは練習の仕方が大きく違い、毎日プログラムを更新するように作っていると語っています。
この点から見ると、2030年を掲げたことは、長期的にアイスダンスへ向き合う意思の表れと受け止められます。
アイスダンスとは?シングルやペアとの違い
アイスダンスは、男女2人で滑るフィギュアスケートの種目です。
ペア競技と同じく2人で演技しますが、ジャンプやスロー系の技を中心にするペアとは違い、アイスダンスではステップ、リフト、スピン、音楽表現、2人の一体感が重視されます。
ISUの解説では、アイスダンスはリフト、フットワーク、スピンで観客を魅了する一方、ジャンプやスローは含まれないと説明されています。
そのため、宇野昌磨さんと本田真凜さんに求められる力も、シングル時代とはかなり変わってきます。
アイスダンスで求められる主な要素
アイスダンスで特に重要になるのは、次のような要素です。
- 2人のスケーティングスピード
- ステップの正確さ
- 音楽との一体感
- リフトの安定感
- タイミングの一致
- 互いの距離感や姿勢
- 表現力とストーリー性
シングルでは、自分のジャンプやスピンを自分の感覚でコントロールできます。しかしアイスダンスでは、相手の動きに合わせながら、自分の動きも最大限に見せる必要があります。
宇野昌磨さんと本田真凜さんは、どちらもシングルで実績のあるスケーターです。ただ、アイスダンスでは「強い個」だけでなく、「2人でひとつの演技を作る力」が問われます。
ここが今回の挑戦の難しさであり、同時に大きな見どころでもあります。
2人の挑戦はいつから始まっていた?
今回のアイスダンス挑戦は、発表直前に急に決まったものではありません。
トヨタイムズによると、2人が競技挑戦を決めたのは2024年10月。宇野昌磨さんがプロデュースしたアイスショー「Ice Brave」で、2人はアイスダンスに取り組んできました。
さらに「Ice Brave」の公式サイトでも、新たなシーズンの軸として、宇野昌磨さんと本田真凜さんによるアイスダンスプログラムが紹介されています。公式サイトでは、宇野昌磨さんがアイスショーへの挑戦の思いを込めて本気で向き合ったアイスダンスプログラムと説明されています。
つまり、ショーでの演目が単なる一度きりのコラボにとどまらず、競技復帰への下地になっていたと見られます。
Ice Braveで見えた可能性
宇野昌磨さんと本田真凜さんは、アイスショーの中でアイスダンスに取り組み、観客の前で演技を見せてきました。
ショーと競技は別物ですが、2人で滑る経験を積み、観客の反応を受けながら演技を磨いてきたことは、今回の競技挑戦にもつながっていると考えられます。
Ice Brave公式サイトでは、2026年の新シーズンで、2人のアイスダンスを一つの見せ場ではなくショーの中心に据えた構成にすると紹介されています。
この流れを見ると、宇野昌磨さんと本田真凜さんのアイスダンスは、ショーでの表現と競技への挑戦が重なりながら進んでいる印象です。
課題は?身長差や種目転向の難しさも
宇野昌磨さんと本田真凜さんの挑戦には、期待だけでなく課題もあります。
日刊スポーツでは、2人の身長差について、本田真凜さんが宇野昌磨さんより約6センチ高いことが紹介されています。アイスダンスではリフトなどもあるため、一般的な組み合わせとは違う難しさがあると見られています。
ただし、身長差があるから不利と決めつけることはできません。アイスダンスでは、技の選び方、見せ方、スケーティングの質、2人の個性によって印象が大きく変わります。
シングルの実績がそのまま通用するわけではない
宇野昌磨さんは、オリンピックや世界選手権で大きな実績を残したスケーターです。本田真凜さんも、ジュニア時代から高い表現力で注目されてきました。
ただ、アイスダンスはシングルとは競技の性質が大きく違います。
シングルの経験が強みになる部分は多くありますが、2人で滑るための技術、リフト、タイミング、競技ルールへの対応など、新しく身につけなければならないことも多いはずです。
そのため、ファンとしては結果だけを急ぐよりも、2人がどのようにアイスダンサーとして成長していくのかも楽しみなポイントになりそうです。
宇野昌磨はどんな選手?
宇野昌磨さんは、男子シングルで日本フィギュア界をけん引してきたスケーターです。
日刊スポーツでは、2018年平昌オリンピック男子シングル銀メダル、2022年北京オリンピック男子シングル銅メダル、団体戦銀メダル、さらに世界選手権では2022年から日本勢初の2連覇を果たしたと紹介されています。
高いスケーティング技術、音楽表現、勝負強さで知られ、シングル時代から国内外のファンを魅了してきました。
2024年にシングル競技から離れた後は、プロスケーターとしてアイスショーをプロデュースするなど、表現の場を広げています。
今回のアイスダンス挑戦は、宇野昌磨さんにとっても新しい競技人生のスタートといえます。
本田真凜はどんな選手?
本田真凜さんは、ジュニア時代から高い表現力で注目を集めてきたスケーターです。
日刊スポーツでは、2016年世界ジュニア選手権で初出場優勝を果たしたことなどが紹介されています。
本田真凜さんの魅力は、音楽をまとっているような柔らかい表現と、観る人の印象に残る演技です。シングル競技ではジャンプの難しさと向き合いながらも、表現面で強い存在感を見せてきました。
アイスダンスでは、その表現力がより生きる可能性があります。
宇野昌磨さんとのチームで、どのような世界観を作っていくのかは、今回の挑戦の大きな注目点です。
ファンの注目ポイントは?
今回の発表で、ファンが特に注目しているポイントは大きく3つあります。
- なぜ2人がアイスダンスを選んだのか
- 初戦でどんな演技を見せるのか
- 2030年オリンピックまでどのように成長していくのか
宇野昌磨さんと本田真凜さんは、もともと知名度の高いスケーターです。そのため、競技復帰そのものだけでなく、2人がどんなプログラムを滑るのか、どんな衣装や音楽を選ぶのかにも関心が集まりそうです。
「昌磨真凜」「しょまりん」としての注目も
ネット上では、2人を「昌磨真凜」「しょまりん」と呼ぶ声も見られます。
ただ、今回の話題で大切なのは、私生活の関係性を過度に詮索することではなく、競技チームとしての挑戦を見ることです。
アイスダンスでは、2人の呼吸や信頼感が演技に大きく影響します。宇野昌磨さんと本田真凜さんが、競技者としてどのようなチームになっていくのかが、今後の見どころになりそうです。
今後のスケジュールは?
今後の大きなポイントは、今秋の日本選手権予選会です。
トヨタイムズでは、2人が今秋にある日本選手権の予選会から競技に本格参戦する予定とされています。
現時点で、練習拠点やコーチについては明言されていないと報じられています。共同通信系の報道でも、秋の全日本選手権予選会が初戦となる見通しで、練習拠点とコーチは明言しなかったと伝えられています。
今後は、次のような情報に注目が集まりそうです。
- 初戦の正式な大会名
- リズムダンスとフリーダンスの楽曲
- コーチや振付師
- 練習拠点
- 国際大会への出場可能性
- 2030年へ向けた代表争い
まとめ
宇野昌磨さんと本田真凜さんは、アイスダンスのチームを結成し、競技復帰することを発表しました。
2人はトヨタ所属の選手として活動し、今秋の日本選手権予選会から競技へ本格参戦する予定です。大きな目標として掲げているのは、2030年冬季オリンピック出場です。
復帰の理由は、シングルへの未練というより、アイスダンスで新たに勝負したいという思いにあります。宇野昌磨さんからの誘い、本田真凜さんの表現力、Ice Braveでの経験が重なり、今回の挑戦につながったと見られます。
シングルで実績を持つ2人が、アイスダンサーとしてどのように成長していくのか。初戦の演技と、2030年へ向けた歩みに注目が集まりそうです。

